すぐ行動できる人になるコツ ~1章~
人間の心理は「未来の自分は常に今の自分よりいい日々を送っている」
と思いがちです。
だからこそ生きていける。
希望があり、よりよくなると思うから働く意欲も湧くのです。
しかし実際は日々変わらない現実が続いているだけに過ぎないのです。
そんな毎日をすこしづつ幸せな状況に変換していくために大切なこと、
すぐ行動する人になれるように日々準備をし、手をつけやすくしておくことです。
ですが人間がすぐに行動できない脳の罠が隠されているのもまた事実。
1章ではこの問題をひも解いていきます。
[すぐに行動できない理由]
- 優先度の低さ
- 快適な現状維持
- パッキング
これらを分析すると、まず人間は基本的に今ある幸せを簡単には手放せません。
大変なことや不快なことは極力避けたいと思うのです。
何か始めるには今の快楽をいったんやめなければいけません。
「はじめること」と「やめること」同時に行うにはハードルが高すぎます。
これだと未来に悲観的になり、やる気もどんどんなくなります。
まずは、やめてみることに集中しましょう。
そして「はじめること」ですが、だいたいの人は「タスク」や「やることリスト」など
やる事柄を紙に書き出したりすると思います。
とてもいい方法ですね。
しかし、ここにもまた行動を妨げる「罠」が仕掛けられています。
脳は細かいことをいちいち認識していられないので、大きく一まとめに
パッキングしたがります。
「家事」「仕事」「買い物」「旅行の準備」「美容」...などやることを書き出したはいいものの、いざ実行するとなるととても難しく感じてしまい行動に移せません。
こうゆう時は「パッキングの分解」を行うと
スムーズに行動に移せるようになります。
「家事」でしたら掃除、洗濯、夕飯の準備....,「そうじ」からの掃除機かけ、トイレ掃除......など、自分がやりやすくなるまで分解してみましょう。
また今すぐやらなくていいような優先順位の低いものは後回しになるので、
やる気も時間もなくなり結局やらずじまいになってしまうこともあります。
こうゆう場合は「朝いちでやる」のがお勧めです。
いつかはやりたいこと、やらないといけないことは先にやってしまいます。
ここでいうと、「美容」でしょうか。
まず「美容」を分解。
「美容」→スムージー、マッサージ、スキンケア、食事メニュー作りといったところでしょう。
これなら朝いちで毎日続けることも可能です。
すぐやる人になるには、それを習慣づけていくことも必要です。
まずは「やりたくない、行動できない」と考えてしまう脳のメカニズムを理解し、
行動することへのモチベーションを高めていく努力をしていきましょう。